宿なしの不幸。寄り添えば幸(さち)。
何気ない、極くありふれた日常でも、それは何気なくはないんだぞぉ、と心が何となく戒め注意してくるような日。そんな日には、罪悪感に苛まれます。
ぼくにとっては今日が、その日なのでした。幸せではなく、どちらかと言えば不幸せな感じを抱く一日だったように、日付けが変わった今は思い返されます。
やらなければならないはずのことが放置されている様子が、自分で負わないといけないはずのものを他人が負っている姿が、まざまざと目に見えるようだった、重苦しい日でした。
誰も責めてきはしないのだけど、なぜか後ろ暗くて、自分で自分を責めずにはいられない、憂鬱な時間がよくありました。
そんな時間を過ごしている間は、たしかに自分をちくちくと責めて、反省させて、成長か、改心をするように促します。そして、それで何とか自分の汚点を除けた気になって、満足します。
で、気分がさっぱりした風に感じたら、ご褒美として、ぼんやり夢を見るのです。ベタな少女漫画の主人公が見るように、少々虫のいい夢を、妄想気味な調子でね。
昨日買った『ああっ女神さまっ』のサントラに、こんな曲があるんですが。
Ah! My Goddess! OST 10 Koisuru Kimochi
「恋する気持ち」
おのずと思い出される作中のシーン。あれは恐らく、けっこう頭の方の話だったかと思います。
主人公螢一が、ベルダンディーと初めて出会った日のことじゃなかったかな?
螢一は、どういういきさつでだったか忘れましたが、夜更けをベルダンディーと一緒にさまよって、あげく、なぜか一台の古びた車に乗り合います。そこが、彼らにとっての当夜の寝床でした。
星空が明るい夜で、車中にて二人は、ロマンチックなほんわかムードに包まれます。ベルダンディーが持ち前の天然ぶりを発揮しているのが少々滑稽なシーンなのですが、概観すればそれは本当に、恋人同士が仲睦まじくしている、上の音楽が醸し出すような雰囲気に似つかわしい、甘い場面なのです。(ただしこの曲がそのシーンで使用されていたかどうかは定かじゃないのですが……)
しかし、夜が更けて美女を連れていくのが、高級な宿でなく、古びた埃っぽい、しかも狭苦しい車だなんて、男にとっては一生忘れられぬ恥です。
ところが場面では、やさしい雰囲気に包まれてるんですよね~。螢一もベルダンディーも。
天上界にいた女神が、地上に降りてきて、窮屈な車中から星空を見上げて、両手を組んでうっとりしてるんですよ。
あれ、何でだろう……ぼくは今涙が出てきそうです(´;ω;`)ウッ……
このブログで何を言いたいか忘れました。しかしそれはすでに言い終えてしまったのかも知れません。
最後に一言だけ……センチメンタルですいませんm(__)m。