目覚めのひと言「おれイジめられてんの?」
今朝は寝ざめが悪く、腕がずっと凝ったように痛かったです。
と言うのは、悪夢を見たんですよね。どんな夢か……
道中、カバンを落としました。夢の記憶なので、しかも夢見よりかれこれ18時間くらい過ぎてしまっているので、詳しい内容は曖昧なのですが、それは恐らく、黒い、レザーの手提げかばんでした。結構大きかったです。結構大きかったので、大事なものが入っていました。
財布も入っていました。記憶に鮮烈に残っているのは、やはり財布を失ったショックです。
物忘れに気が付いた後、ぼくはすぐに道を元の方へ引き返しました。
カバンですが、あったんですよね地面に。無造作にぽいっと打ち捨てられていました。中は、当然と言うべきか、すっからかんでした。
嘆く暇はないので、急いで交番へ足を向けました。駐在中のお巡りさんは、ヘラヘラ顔の、気のいい感じがするだけの、役に立たなそうなおっさんでした。(ひどい言い様だな……)
テキトーに紛失物の手続きをし、後は奇跡を祈りましょうって感じで終わりました。ぼくが絶望したことは言うも愚か。夢とはいえ、ぼくは完全にそのトラブルを現実と思い込んで大ショックを受けました。物を失くすというのは個人的に、最近トラウマに近いことて、おおげさなくらい悲劇的な事件なのです。
夢でよかったですよ、ホントに。
あと一つくらい夢を見た覚えがあるのですが、そっちの方はすっかり忘却しました。
悪夢の後、目覚め、痛む腕に顔をしかめ、ひと言、
「おれイジめられてんの?」
何て月曜日だよ……