眠った村と壊れた橋。

レビュー多。

音楽室に潜む霊

『学校の怪談』を見て疑問に思ったことがあるのですが、それは同系統のアニメ『地獄先生ぬ~べ~』を見ていた時にもありました。

 すなわち、どうして音楽室の肖像画の偉人って悪霊にされているの、という疑問です。


 二つの違うアニメの、同じモチーフの話をそれぞれ見比べて、これはとばっちりなんじゃないかという印象がぬぐえません。


 どちらにもベートーベンが登場しました。確かにあの目つきはじゃっかんいかめしくて怖いから、悪霊にはお誂え向きなのかも知れませんがね。

 しかしベートーベンのその苦難を本読みを通して半可通ながら知っているわたしとしては、いささか戸惑いを隠せずにいます。たしかにベートーベンって、生に執着してそうだけど……だからって悪霊として現れはしないでしょう……みたいにね。


 勝手に悪霊にされて、ひどい話ですよね。

 でもベートーベンの祟りがあったなんて話は聞かないです。


 しかし西洋の楽聖が、まさか自分が極東の島国で面白おかしく劇化されているなんてこと、到底知るところではないでしょう。


 その名曲だってばんばんCMに活用されているわけですしね。


 何だか複雑な気分に、楽聖に同情してなっている自分は、おせっかい。


 時に『学校の怪談』のOPテーマ、Hysteric Blueのグロウアップはいい歌ですね。

 メンバーの不祥事さえなければ聴き手としては十全なのですが……


gakkou no kaidan grow up


 ぜひご一聴を。


 じゃ(^.^)/~~~

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